2021年10月5日火曜日

【文献管理】EndNoteの本文自動取得機能(Find Full Text)を使用する際はご注意ください

 EndNoteをはじめ,いくつかの文献管理ツールには,登録された論文情報から,電子ジャーナルの本文PDFを自動で取得する機能(EndNoteの場合「Find Full Text」)が備わっています。
しかし,大学等で契約している電子ジャーナルの多くは,契約上,機械的な本文取得(短時間での大量の論文のダウンロード)が禁止されています。そのため,不用意にこの機能を使うと,不正な行為とみなされ,大学全体の利用停止措置がとられる場合があります。
本文自動取得機能は,ご自身の文献管理ツールの設定を見直した上で,必要な論文に絞ってご利用ください。

以下に,EndNoteを例として,新しい論文情報を取り込んだときに同時にPDFを探す機能をoffにする方法と,一部の論文に対してのみ本文を探す方法をお示しします。

画面はWindows版のEndNote20を使用しています。
お使いのバージョンによって操作が異なる場合がございますので,ご不明な点がありましたら文献管理ヘルプデスクまでお問い合わせください。


■「新しい論文情報を取り込んだときに同時にPDFを探す」設定はOffにしておく
1. EndNoteの上部メニューからEdit > Preferences を開く


2. 左柱のメニューで「Find Full Text」を選択し,一番下の「Automatically invoke Find Full Text on newly-imported references」にチェックが入っていないことを確認する
 ※チェックが入っていると新しい論文情報全ての本文PDFを取得してしまうので,チェックを外してください

 

■EndNoteに取り込んだ一部の論文に対してだけ本文PDFを取得する
1. 本文PDFを取り込みたい論文情報をクリックして選択する

2. 選択した論文情報の上で右クリックをして「Find Full Text」をクリックする
 (もしくは,上部メニューからReferences > Find Full Text > Find Full Text)


3. PDFを探している間は「Searching」になる


4. PDFが見つかると「Found PDF」に移行し,論文情報にクリップマークがつく
  PDFをダウンロードできるURLが見つかると「Found URL」に移行し,論文情報の詳細から本文にアクセスできる
  見つからないと「Not found」に移行する

 

【文献管理ヘルプデスク:問い合わせ】
メール:mnc_ref☆ml.toho-u.jp
※「☆」記号を「@」に置き換えて下さい。